開業して、事業を成功させるためには事業計画を立て、しっかり開業の準備を行う事が必要となってきます。
事業を行う時には、①個人事業主 ②法人(株式会社・合同会社など)、いずれかの方法があります。 青色申告会では、「個人で事業を行う方」を 対象に経理面・税務手続の面でサポートサービスを行っています。
事業をスタートするには開業にかかる資金の準備をしなければなりません。
業種によっては、開業にかかる資格取得・申請・届出が必要な場合もあります。
当初の予定通り「開業日」が決まったら、税務署に届け出を行います。
開業後は、記帳(帳簿をつける)義務があり、事業年ごと(1月~12月)に事業の収支・損益を計算し所得を申告する必要があります。 この一連の作業を、決算・申告と呼びます。
①事業・創業計画を立てる
(事業の見通しを立てましょう)
【事業計画を作成する意味】
- 事業の構想を文章化・数値化することで客観的に把握できる
- 問題点や課題が明らかになる
- 金融機関等にも事業内容を説明でき資金調達にも必要な資料となる
②資金計画を立てる
(開業にかかる資金を準備しましょう)
【資金計画】
起業する際に必要な資金は「設備資金」と「運転資金」に分けられます。設備資金は店舗・事務所を借りたり、車や備品を購入する費用です。 運転資金は開業後に事業を運営していく際に必要となる商品の仕入、チラシやHPにかかる広告費、アルバイトなどに支払う人件費などがあります。
開業には無理のない資金計画を立てる必要があります。
③開業準備
(設備や店舗の準備・事前PRなど)
【開業準備】
事業計画が固まり開業資金の目途がついたら実際に開業準備に入ります。飲食店の開店であれば店舗の契約、内装施工など準備は多数あります。運送業であれば 車両の購入・事務所の契約など予想外に時間がかかるものです。どの業種であっても事業のPRや取引先への営業なども必要になります。
開業に向けてしっかり準備を行いましょう。
④関係機関への届出
(税務署等への届出を行います)
開業届・青色申告の申請など、税務署への必要となる届け出については下記の通りまとめてあります。届出書類の書き方を含め、青色申告会でサポートいたします。
⑤日々の記帳 帳簿は青色申告・白色申告を選択できます青色申告の特別控除として65万円・55万円または10万円があります。
正規の簿記に基づいた記帳で、所得金額・納税金額が大幅に少なくなりますので、「青色申告」がお薦めです。 ※
【詳しくはこちらから】
⑥決算・申告 その年の所得・税金を計算して確定申告を行います(1月~3月)
日々の帳簿がきちんとつけられていれば決算・申告手続きは決して難しいものではありません。
私たち青色申告会は、この税務手続についてアドバイス・サポートを行っています。開業前の準備段階から不安があったらぜひ事務局までご連絡ください。
※届出に必要な書類は以下の通りです(事務局に用意があります)
1. 個人事業の開業届出書
税務署に届け出するだけで、県税事務所・市役所への届け出もあわせて完了します。
2. 所得税の青色申告承認申請書 (青色申告をする場合)
税制面で有利な「青色申告」を行う場合には、税務署にこの届出をあわせて提出します。
3. 給与支払事務所等の開設届
従業員を雇用して事業を行う場合には、必須の届け出です。
※従業員を雇用する場合には、従業員に支払う給与から源泉所得税の徴収・納付を行う必要があります。
4. 青色事業専従者給与に関する届出書
同一生計の家族に給与を支払い、必要経費とする場合にはこの届出の提出が必要です。
5. 源泉所得税の納期の特定の承認に関する申請書
同一生計の家族に給与を支払い、必要経費とする場合にはこの届出の提出が必要です。